カテゴリー「wheezyのインストール」の7件の記事

2014年8月14日 (木)

Debian wheezy〔KDE〕のインストール

Debian5(lenny)のインストール記事から、早4年。

いつの間にかバージョンは7(wheezy)となっており、Debianもかなりの進化を遂げておりました。
 
以前の記事内容には古い部分もあり、どうしようかなぁと悩んでいたのですが、情報を整理しているうちに新たに追加したい内容がけっこう出てきたこと、初Linuxな方も結構来ているようなので、リニューアルすることにしました。
 
ということで、今回は、
 
Debian GNU/Linux 7 wheezy〔KDE〕のインストール
 
Deb_07_desktop_03_00
Deb_07_desk_04_2
 
です。

 
このページからはLinux(Debian)のインストールの作業手順についての話になります。
 

Debianのインストールディスクは入手済み、データのバックアップも終了済みとして話を進めます。(検索でいきなりこのページに来て状況がよく把握できない方は、『Linux のインストール(2014年度)』から読むようにしてください。)

 

さて、毎度のことながら免責事項です。

ここからは実際のインストール作業になります。ですので最終確認。
Windowsを再導入する可能性がある方は、ご自身のPCのWindowsの再インストール方法についてよく確認しておいてください。よくわかっていない状況で作業を進めてWindowsが再インストール出来なくなったと言われても責任は持てません。あくまで自己責任の元でインストール作業を行ってください。この点については自作PCな方はほとんど問題が無いと思います。メーカー製PCな方はPCのマニュアルに書いてありますのでそちらで確認を。メーカーによってはマニュアルをネットに公開している場合もあります。はじめからPCにOSが入っていない方、もしくは入っているそのOSはもういらないと思っている方は関係ありませんので気にしなくても良いです。
 
 
 
ではwheezyのインストールの大まかな流れです。
インストールの段階は全部で5つ(+1)のフェーズに分けてあります。

 第1フェーズ(インストールCDの起動 ~ キーボードの設定)
 第2フェーズ(ネットワークの設定 ~ アカウント・パスワードの設定)
 第3フェーズ(パーティションに関する設定)
 第4フェーズ(パッケージマネージャ・ミラーサーバに関する設定)
 第5フェーズ(GRUB:ブートローダの設定)
 おまけ(インストール後 〜 Debian 初回起動まで)


lenny のインストール記事を踏襲し、以上のように5つ(+α)のフェーズに分けてあります。
lenny の時と比べて一部の流れが変わっていますが、内容的にはほぼ変化ありません。

第2の「ネットワーク関連」、第3の「パーティション関連」のフェーズは、WindowsやMacのインストールでもトラブルが起きやすい共通の項目だと思います。ですのでWindowsで問題なくインストールできる方は、このフェーズはあまり問題にならないのではないかと思います。

ではさっそくですが、シングルブートとしてのLinuxのインストールを開始します。
 
 
CDディスクの場合は、 
第1フェーズ 〜CDディスクの場合〜』へ、

DVDディスクの場合は、
第1フェーズ 〜DVDディスクの場合〜』へどうぞ。
 

CDとDVDでは、インストール作業のはじめの部分がほんの少し違います。
また、CDとDVDのインストールの特徴の違いについては、
Linux のインストール(2014年度)その3」の『これからインストールディスク(CD、またはDVD)を作成しようとしている方へ』を参照してください。
 
 
 
 



 
 

Debian wheezy のインストール(1)〜CDディスクの場合〜

wheezy KDE のインストール(CDディスクの場合)
 第1フェーズ(インストールCDの起動 ~ キーボードの設定)
 
 
まず作成済みのDebianのインストールCDをCDドライブ(またはDVD/BDドライブなど)に突っ込んでPCを起動します。(CDを入れるより前にPCを起動していた場合はPCを再起動。)
すると以下のようにDebianのブート画面になると思います。

D7_001_2

 
 

もし上の画面のような形にならず、いくつかの文字が表示された後に止まってしまったりしたら、そのままではDebianをインストールできません。

起動しない例
D5_len_bios
(上図はあくまで一例です。この部分の表示はPC依存です。PCによってこの表記は全く変わります。)

 

上の例では、「Booting from Hard Disk」と出力されていますので、PC起動時において一番初めにCD-ROMを読みに行かずにHDDを読みに行っていることが分かります。これは「起動ドライブの優先順位」がCD-ROMよりHDDが高くなっているのが原因で、これではDebianのインストールが出来ません。
この場合、HDDよりもCD-ROMのほうを優先させるよう、BIOSで設定を変更する必要があります。
(優先順位変更のやり方がわからなければ、ご自身のPCのマニュアルを参照するか、「起動ドライブ 優先順位(Bios)優先順位(UEFI)」「ドライブの起動順位について」で調べてみてください。)
 
 
 
さて、Debianのブート画面に行き着いたら、「Install」の所を選択して「Enter」キーを入力してください。

(ちなみにその下の「Graphical install」はマウスが使えるモードでのインストールになります。今時「Graphical install」でやらないのもどうかと思ったのですが、「Graphical install」で出来ないPCにあたる可能性が0では無いということ、マウスを使わないで使用する方法も学べるという点で、今回も「Install」の方で説明します。)
 
 
 
「Install」を選択すると次のような画面になります。
D7_002_2
言語の選択ですね。日本語を選択します。
日本語は下のほうにあります。
 
 
 
 
D7_003_2
見つけたら選択して、「Enter」キーを打ってください。
 
 
 
ロケールの設定です。
D7_004_2
海外在住の方にとっては関係が深い部分ですね。
日本在住であれば、普通に「日本」でいいです。
 
 
キーボードの設定に入ります。
D7_005_2
特殊なキーボードを使っていない限りデフォルトで問題が無いと思います。
選択して「Enter」。
これでキーボードまでの設定が終わり、第一フェーズ終了です。
 
 
 
インストーラが勝手に動き始めますので、止まるまで放置です。
D7_006_3
 
 
第2フェーズ』へ続きます。
(ここから先のページはCD/DVD共通になります。) 
 
 
 

〔目次:Debian GNU / Linux 7 wheezy〔KDE〕のインストール〕
 第0フェーズ(諸注意)
第1フェーズ(インストールCDの起動 ~ キーボードの設定)
 第2フェーズ(ネットワークの設定 ~ アカウント・パスワードの設定)
 第3フェーズ(パーティションに関する設定)
 第4フェーズ(パッケージマネージャ・ミラーサーバに関する設定)
 第5フェーズ(GRUB:ブートローダの設定)
 おまけ(インストール後 〜 Debian 初回起動まで)

 
 


 

Debian wheezy のインストール(2)

wheezy KDE のインストール 
 第2フェーズ(ネットワークの設定 ~ アカウント・パスワードの設定)
 
ここでは以下の設定を行います。

1:ネットワークの設定

2:アカウントの設定
  (1)ルートアカウントの設定
  (2)一般ユーザアカウントの設定

1:ネットワークの設定

さて、以下の画面まで行き着いたでしょうか?
D7_011_st
インストーラが停止した時にこの画面になっていれば、IPアドレスやゲートウェイに関するネットワークの設定はやる必要がありません。恐らくDHCPにより自動で設定されたはずです。

もし
「ネットワークの自動設定に失敗しました~」や「イーサネットのカードが検出されませんでした~」の画面が出ましたら、「ネットワークの設定」または「ネットワークハードウェアの検出」を参照してください。

 

ではホスト名の指定をします。ホスト名とはPCの名前のことです。
PCに名前を付けるんですね。名前は好きにして構いません。
使う文字はもちろん半角英数で。
D7_012_st
今回は「gozzillan」としてみました(笑)。
 
  
 
さて、ここで次の「続ける」を選択して次の画面に行きたいわけですが、マウスは利用できません。
実は画面下に操作法が載っています。
D7_012_st_r2
 
項目間の移動「Tab」キーを使います。
「Tab」キーを打っていくと、次のようになると思います。
 
D7_012_st_r3r
 
上記のように「続ける」を選択して「Enter」を打てば次の画面に移ります。


ドメイン名の設定です。
ここでは何も設定しなくてかまいません。(空欄のままでいいです。)
わかる人だけ利用してください。
D7_013_st
 
 
 
 

2:アカウントの設定
  (1)ルートアカウントの設定 

ここからはアカウントの設定です。
D7_014_st
「root」は「ルート」と読みます。Windowsで言う「Administrator」アカウントに当たります。
ちなみにパーティションのフェーズで「/」も「ルート」と読みましたが、こちらはディレクトリやパーティションとしての意味で使われます。(読み方が同じなのは関連があると思うのですが、詳しくは知りません。)
 
 
D7_016_st_r
パスワードの打ち間違いを防ぐために同じパスワードを二回打つ必要があります。パスワードを忘れやすい人は控えておきましょう。
 
 
  
 
 2(2)一般ユーザアカウントの設定
 
次は一般ユーザアカウントの作成です。
Linuxでは基本的に一般ユーザアカウントを最低1つは作り、普段はこのアカウントで作業をします。
(ちなみに普段はrootアカウントは使いません。システムに関する作業をするときにroot権限を利用します。理由はセキュリティ等に配慮しているためです。)


ではまずユーザ情報の登録です。
D7_017_st  
「本名を入れろ」とありますが、公的な場所で利用するわけでもないので、適当でいいです。
(個人情報保護の問題もありますし。)
半角英数で入力します。
D7_018_st
今回は「tako」にしました。自分は「永遠のタコ」なので♪
 
 
次はPCに実際に表示されるアカウント名です。
これも好きな名前でいいです。
D7_019_st
「tako2」にしてみました。
 
 
 
今度はいま作った一般ユーザアカウント用のパスワードの設定です。
rootのパスワードと違うものを設定してください。
(稀にrootと一般ユーザのパスワードを同じにする人がいます。面倒くさいのはわかりますが、セキュリティがザルですよね、これ。)
D7_020_st
rootの時と同じように二回入力します。
 
 
 
パスワードの設定が終わると、インストーラがまた動き出すので放置です。
D7_022_st
 
 
第3フェーズ』へ続きます。 
 
 
 

〔目次:Debian GNU / Linux 7 wheezy〔KDE〕のインストール〕
 第0フェーズ(諸注意)
 第1フェーズ(インストールCDの起動 ~ キーボードの設定)
第2フェーズ(ネットワークの設定 ~ アカウント・パスワードの設定)
 第3フェーズ(パーティションに関する設定)
 第4フェーズ(パッケージマネージャ・ミラーサーバに関する設定)
 第5フェーズ(GRUB:ブートローダの設定)
 おまけ(インストール後 〜 Debian 初回起動まで)



 
 

 
 
 

Debian wheezy のインストール(3)

wheezy KDE のインストール
 第3フェーズ(HDD/SSD パーティションに関する設定)
 
 
以下の画面まで行き着いたでしょうか? 
D7_031_st

ここからはパーティションに関する設定です。
 
今回もシングルブートで行きますので、パーティション配分は今回も「ガイド」にお任せ。
「ガイド - ディスク全体を使う」を選択します。
 
D7_032_g_01
PC内にあるHDDが表示されます。
通常はHDD1つです。
そのまま選択してください。
 
ちなみにサーバー等、HDDが複数搭載されている場合は、搭載されているHDD分、表示されます。
       D7_032_g_01_hdd2_2
      (HDDが2つ搭載されているケース)
 
 
 
D7_032_g_02
ガイドさんが「パーティションの分け方として次の3タイプをお勧めします。どれにしますか?」
と聞いてきます。
 
 
 
 
一番上の「すべてのファイルを1つのパーティションに (初心者ユーザには推奨)」を選択すると以下のようにガイドさんが自動でパーティション構成を提案してくれます。
    D7_032_g_02_part_r2

ピンク枠を見ると2行ありますね。
「/」用パーティションと「スワップ」用パーティションの2つが設定されています。
 
「パーティションが1つじゃないやんけ!」とツッコまれそうですが、「スワップ」は文字通りスワップ専用のパーティションで、HDDを仮想メモリとして利用するためのものです。システムが保存されるパーティションでは無いので、カウントに入れていないという事でしょう。

「スワップ」パーティションはかつては実メモリの容量の2倍を割り当てるのがちょうど良い、なんてよく言われましたが、最近のPCのメモリは1GB、2GBどころか4GBや8GBなレベルで、そういったPCではスワップは発生しないのではないでしょうか。メモリを2GBとか積んでいるのなら、極端な話「スワップ」パーティションは必要ないかもしれません。
 
「/」は「ルート」と読みます。
「/」はシステム用のパーティションです。ようはOS本体が収まる所です。
 
グラフィカルでは無いのでわかりにくいかもしれませんが、イメージ的には以下のようになります。
 
    D7_032_02_hdd_r2
 
 
 
 
 
二番目の「/homeパーティションの分割」選択すると、以下のようになります。
     D7_032_g_03_part_r

     D7_032_03_hdd_2

「/」から「/home」を分離。
「/」「スワップ」「/home」用の3つのパーティションをHDD内に作成する型です。
「/home」はWindowsで言ったら「マイドキュメントフォルダ(ディレクトリ)」と言った感じでしょうか。これを専用のパーティションに割り当てます。
まぁ、「マイドキュメントディレクトリをDドライブに割り当てる」という感じです。障害復旧を想定したパーティションの分け方です。
 
 
 
三番目の「/home,/usr,/var,/tmp パーティションを分割」はさらにシステムを細かく分けてパーティションを割り当てるタイプです。特殊な用途でない限り、そこまでする必要はありません。一般人がパーティションを分けるとしたら、「/home」ディレクトリの分割で十分なのではないかと思います。
 
 
 
で、今回も一番目の「すべてのファイルを1つのパーティションに (初心者ユーザには推奨)」を選択します。(笑) 
 
D7_032_g_02_part_o
ここで「パーティショニングの終了とディスクへの変更の書き込み」を選択すると、次のステップに進みます。
 
 
D7_036_g_r  
 
「はい」を選択すると、パーティションの設定は終わりです。
(パーティションの作成、及びフォーマットが開始されることになります。)
これで第3フェーズは終了となります。
 
 
 
 
インストーラがまた動き出します。止まるまで放置しましょう。
D7_037_g



 

第4フェーズ』へ続きます。 
 
 
 

〔目次:Debian GNU / Linux 7 wheezy〔KDE〕のインストール〕
 第0フェーズ(諸注意)
 第1フェーズ(インストールCDの起動 ~ キーボードの設定)
 第2フェーズ(ネットワークの設定 ~ アカウント・パスワードの設定)
第3フェーズ(パーティションに関する設定)
 第4フェーズ(パッケージマネージャ・ミラーサーバに関する設定)
 第5フェーズ(GRUB:ブートローダの設定)
 おまけ(インストール後 〜 Debian 初回起動まで)  

















 
 

 
 

Debian wheezy のインストール(4)

wheezy KDE のインストール
 第4フェーズ(パッケージマネージャ・ミラーサーバに関する設定)
 
 
以下のような画面になったでしょうか。

D7_041_g  
 

DVDやGnomeな方などは、ここらへんで「インストール CD または DVD を検査しました〜」と出るかもしれません。
説明の通りやれば問題ありません。
文面をしっかりと読んで、インストールを進めていってください。

 

ここはネットワークミラーに関する設定です。

「ネットワークミラーを利用しますか?」と聞いてきます。
ぜひ利用してください。DebianのインストールCDには、必要とされるパッケージがすべて含まれているわけではありません。
インターネットから足りないデータを補完します。
「はい」を選択します。

 
 

今度は「どこの国に存在してるサーバからダウンロードしますか?」と聞いてきます。
D7_042_g

Debianは世界中で公開されているんですね。(ミラーリングされているのでデータはどこのサーバも同じです。) 基本的に遠い国からダウンロードしたら遅くなります。
「日本」でいいです。

 
 

D7_044_g

ftp.nara.wide.ad.jp は奈良かな?
とか
ftp.yz.yamagata-u.ac.jp は山形かな?
とか
ftp.riken.jp は理研かな
とか、いろいろ予想できます。

STAP論文問題のせいで、理研は今たいへんですけど、昔からこういった見えないところで技術者支援を行なっています。活動があまり目立たないので、具体的な技術貢献を知らない人が多いのですが、理研は日本の縁の下の力持ち。こんなところでも頑張っているんですよ。
 
しかし、あのマスコミの報道の仕方、昔からそうですが、悪意さえ感じます。
 
原因は何で、どのように失敗を繰り返さないようにしていくかという視点が日本のマスコミの場合は皆無ですね。日本のマスコミのやり方はただの吊し上げで、理研や担当者を責めるだけ。視聴率をいかに上げるか、という面しか見えません。
「木を見て森を見ず」状態になっていないですかね。
 
不健全な報道は組織を壊すだけ。
組織再生の邪魔にしかなりません。
  
恐らく今回の件、無関係な部署も各研究への障害が出たでしょう。
今後の日本の技術研究に影響が出ないことを願うばかりです。
 
ちなみにSTAPが出た当初、ちやほやしていたマスコミはSTAPの中身そのものよりも、発表者の女性がどんな人かに取材の重点を置くような報道をしていたところが多かったですね。
海外では、STAP そのものについて懸命に議論していたというのに・・・。
 
まぁつまり、日本のマスコミは(仮にSTAP論文が正しかったと仮定すれば)「 STAP技術の価値がわかっていなかった」ということです。
 
 
 
え〜、話が逸れました。
 
さて、県名が付いているurlは場所が多少なりとも予想できますが、他のサーバはどこに存在しているかわかりません。でもADSLや光などのブロードバンド環境にいる方ならあまり気にしなくていいと思います。極端に遅くなければ、どのミラーサーバでも構わないです。
まぁ、「どこのサーバが遅い速い」はやってみなければわからないんですけどね。

ちなみに
ftp.dti.ad.jp
のDTIってどこでしょう?
未だによくわかりません。
 
 
 
ミラーサーバを選択すると「HTTPプロキシはどうしますか?」と聞いてきます。
D7_045_g
一般家庭なら特に設定はいりません。
空欄のまま次へ

(もしここらで赤いエラー画面が出たら、「正しくないアーカイブミラーです」 を参照してみてください。)
 
 
 
 
D7_046_g
 
 
 
 
これはOSの設定とは違います。
D7_051_g
内容を読めばわかりますが、いわゆる「アンケート調査」です。説明にある通り、どんなパッケージ(アプリケーション)を利用しているのかの調査です。
Debianはボランティアの力によって成り立っているOSです。
ユーザからのフィードバックがOSの発展に寄与します。
「協力してもいいよ」という人は「はい」をお願いします。
 
 
 
 
ラスト、「インストールするソフトウェアの種類」の選択です。
D7_054_g
「Webサーバ」ならWebサーバに関するパッケージ群が、「メールサーバ」ならメールサーバに関するパッケージ群がインストールされます。
普通のデスクトップ用途なら、
「デスクトップ環境」と「標準システムユーティリティ」で十分です。
むしろ必要ないパッケージは入れないほうがいいです。
(PCが重くなったり、使わないパッケージのセキュリティ管理もしなければならなったりと、メリットがありません。必要となったときに別途インストールは可能ですので、余分なものを入れるのは止めましょう。)
プリンタを利用する方は「プリンタサーバ」を、ノートPCな方は「ノートPC(ラップトップ)」を追加しても良いかと思います。
 
選択し終わるとパッケージのインストールが始まります。
これにて各種設定は終わりです。第4フェーズは終了となります。

 
インストーラがまた動き始めますので、止まるまで放置です。


 

第5フェーズ』へ続きます。 
 
 
 

〔目次:Debian GNU / Linux 7 wheezy〔KDE〕のインストール〕
 第0フェーズ(諸注意)
 第1フェーズ(インストールCDの起動 ~ キーボードの設定)
 第2フェーズ(ネットワークの設定 ~ アカウント・パスワードの設定)
 第3フェーズ(パーティションに関する設定)
第4フェーズ(パッケージマネージャ・ミラーサーバに関する設定)
 第5フェーズ(GRUB:ブートローダの設定)
 おまけ(インストール後 〜 Debian 初回起動まで)  



 
 




 

Debian wheezy のインストール(5)

wheezy KDE のインストール
 第5フェーズ(GRUB:ブートローダの設定)
 
ラストフェーズです。 
 
わざわざ単独のフェーズにしなくても良いと思う方もいるかもしれません。
作業自体はすぐに終わりますが、重要な所ですので、フェーズを分けています。

では行きましょう。
 
 
「GRUBをマスターブートレコード(MBR)に書き込みますか?」と聞いてきます。
D7_071_01  

GRUB というのは OS のローダです。
なんのこっちゃ?と思うかもしれませんが、OSが起動する前に動き出すプログラムだと思ってください。

上記では「このプログラムをMBRに書き込みますか?」とありますが、まずMBRの話から。
MBRというのはHDDの先頭セクタのことです。容量的には512バイトです。
(最近はMBR形式ではない、GPT形式が普及し始めていますが、根本的な所はあまり変わりません。)
 

 

(HDD内訳の図)
D71_01_mbr  

このHDDの先頭の512バイトは特別な領域で、パーティションテーブル(パーティションの番地が記録されているもの)やブートストラップローダ(OSを呼び出すプログラム)が配置されます。

(MBR内訳の図)
D71_01_mbr2  

 

たった512バイトですので、記録できるデータは非常に限られます。MBR形式において基本パーティションが4つしか作れないというのは、こいつが根本的な原因でもあるわけです。

話が反れましたが、ここで重要なのは「ブートストラップローダ」です。これはOSを呼び出すのに必要なプログラムなのですが、デフォルトのブートストラップローダは性能が良くないんですよ。マルチブートを行うときもネックになります。

そこで、高性能なブートローダ、つまりGRUBを入れましょ、という話になります。

で、入れる場所は当然既存の「ブートストラップローダ」が配置される場所です。MBR以外の場所に自由に配置は出来ません。(これはBIOSがブートローダを読み込む際、MBRの指定された場所から探し出すという仕様があるためです。MBR以外にGrubを配置する方法もありますが、その場合はMBRに他のブートローダなどを設置したりする必要が出てきます。)

つまり「ブートストラップローダ」がはじめから存在していた場合はそいつを削除して、代わりにGRUBをインストールするということになります。

問題は既存の「ブートストラップローダ」を削除したことによるトラブルです。

シングルブートの場合はMBRにGRUBを書き込んでも全く問題がありません
そもそも新品のHDDではブートストラップローダ自体存在していませんし、もしそれでOSが起動しなかったとしても、それはMBRから来る問題ではなく、GRUB側の設定の問題となります。

マルチブートの場合トラブルが発生する可能性があります。すでに他のOSがインストールされている場合、既存のブートストラップローダでないと、OSを呼び出すことが出来ないケースがあるからです。
実際にはこのようなトラブルに見舞われることはあまりないと思います。GRUB自体が優秀で、他のパーティションに他のOSが存在していた場合、その設定を自動判別して読み込みます。しかし、HDDの物理的な接続が複雑だったり、OSがマイナーな場合は自動判別が失敗するケースがあります。そうなると、自動判別に失敗したOSについては起動が出来ません。

そういったリスクがあるのだ、ということを頭に入れておいてください。
ちなみにWindows(1つ)とLinux(1つ以上)のマルチブートでは失敗することはほとんどないでしょう。失敗するとれば、Windowsを2つ以上とか、HDDの物理的接続を複雑にしたとか、そういったケースに限られると思います。

 

で話が長くなりましたが、今回は「はい」を選択です。
(ちなみにマルチブートのケースも結局は「はい」になると思います。)

 

「はい」を選択すると実際に書き込みが開始されます。
D7_072_old_d5
(「いいえ」を選択した場合、Debianのインストール自体は完了しますが、Debianの起動は出来ないという笑えない状況になります。既存のブートローダがWindows系のそれではなく、マルチブートをサポートしたブートローダであれば、ブート設定を追加してDebianを起動させることができるかもしれません。) 
 
 

ここらで、システム時刻関連で「システム時刻を UTC に設定していますか?」と聞かれることがあるようです。
その場合は、「システム時刻の設定について」を参照してください。

 
 

最後に以下の画面が表示されますので、ここで「続ける」を選択すれば Debian のインストール作業は完全に終了になります。
D7_072

 

お疲れさまでした。

  
最後は、毎度のことながら「おまけ:〜 Debian 初回起動 〜」をどうぞ。
 


 

〔目次:Debian GNU / Linux 7 wheezy〔KDE〕のインストール〕
 第0フェーズ(諸注意)
 第1フェーズ(インストールCDの起動 ~ キーボードの設定)
 第2フェーズ(ネットワークの設定 ~ アカウント・パスワードの設定)
 第3フェーズ(パーティションに関する設定)
 第4フェーズ(パッケージマネージャ・ミラーサーバに関する設定)
第5フェーズ(GRUB:ブートローダの設定)
 おまけ(インストール後 〜 Debian 初回起動まで)  



 
 




 
 
 

 






  













 
 
 
 
 
 
  
 

おまけ(インストール後 〜 Debian 初回起動まで)

最後のおまけです。

Debianのインストールはすでに終了していますが、初Linux(Debian)な方は起動時に戸惑うかもしれませんので、起動するところまでをば。

ちなみにwheezyはlennyとは違い、初回起動時のデスクトップ設定はありません。

 
Debian始動!

とりあえずPCの電源をポチっとな。

 

D7_081_g

 

2行の文字列が表示されてますね。
えー「どっちを選択したらいいの?」と思うかもしれませんが、
上の行の
「Debian GNU/Linux, with Linux 3.2****」
を選択してください。

下の行の
「Debian GNU/Linux, with Linux 3.2**** (recovery mode)」
はWindowsで言うセーフモードみたいなもんです。

 

ちなみにマルチブート設定で、Windowsも導入済みの場合は以下のようになります。
D7_081_02
 
この場合は「Microsoft Windows XP Professional」を選択すればWindowsが普通に起動します。

ではDebianを起動しましょう。
一番上の行を選択して「Enter」を打ってください。
(ちなみに数秒放置すれば「Enter」を押さずとも勝手に起動します。)

 
 
 

PCがDebianを読み込み始めます。ログイン画面になるまで放置です。
D5_p
 (lenny KDE より)

ちなみにこのブートメッセージ表示はデストリビューションによって変わります。Windowsみたいにグラフィカルな待受画像表示になったりならなかったりといろいろです。
 
 
ログイン画面です。
D7_082_g
インストール時のフェーズ2で設定した一般ユーザの「アカウント名」と「パスワード」を入力してください。忘れてないですよね(汗)
 
 D7_list_2
 
D7_083_g
入力したら「Enter」。
 
 
D7_084_02
ただいま、ロード中 〜。
 
 
 
デスクトップ起動完了の図
D7_085_g
 
お疲れ様でした〜。
 
無事Debianが起動できました。
 
あとはネットするなりメール見るなり音楽聞くなり動画見るなり写真を保存するなり自由に使ってくださいな。
 
 
 
終了の仕方
一応PCの終了の仕方についても載せておきます。
 
画面の一番左下に「KDE」のボタンがあるので、クリックします。
01_kde
 
KDEメニューの右下のほうに「終了」というタブがあるので左クリックをして・・・
21_shutdown_r_m

21_shutdown_m

「シャットダウン」を左クリックすると・・・
 
 
22_shutdown_m

シャットダウンのダイアログが出るので、「コンピュータを停止」を左クリックすれば、終了になります。
 
どうもお疲れ様でした。
それではLinuxライフをお楽しみください。
 
 
 
 
 
 
〔Debian・KDE関連記事〕
 ・Wheezy KDE をインストールしてから最初にすること
 (マウス:シングルクリック →ダブルクリック / グループ化解除など)

 ・Linuxはそんなに難しいのか(1)ネット閲覧/文書作成/表計算/PCの終了
 ・Linuxはそんなに難しいのか(2)ファイルの保存場所/USBメモリなどのアクセス/安全に取り外す
 ・Linuxはそんなに難しいのか(4)K3b で LiveCD・LinuxのCDを焼く
 ・Linuxはそんなに難しいのか(5)システム設定関連

 ・Linux でお手軽画像編集:KolourPaint
 ・KDE パッケージ管理ソフト Apper
  (ソフトウェアのアップデート/インストール/アンインストール等)
 ・WindowsとLinux:ソフトウェア・インストールの違い
 
 ・Linux's ソフトウェア関連メモ:2014〜
    Deb_p01_4
   
  
〔目次:Debian GNU / Linux 7 wheezy〔KDE〕のインストール〕
 第0フェーズ(諸注意)
 第1フェーズ(インストールCDの起動 ~ キーボードの設定)
 第2フェーズ(ネットワークの設定 ~ アカウント・パスワードの設定)
 第3フェーズ(パーティションに関する設定)
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おまけ(インストール後 〜 Debian 初回起動まで)  
 
 
 









 

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