カテゴリー「gnuplot」の17件の記事

2018年6月24日 (日)

gnuplot スクリプトの保存先(Windows:MinGW版)

001_

① スクリプトをエディタにコピペ
② そのスクリプトを「PC>ドキュメント」に保存。
 ファイル名は任意。上図の例では「test.txt」
③ gnuplot 上でスクリプトをロード。
 上図の例では「load "./test.txt"」
 スクリプトロード後に「plot」すれば…
④ 上記の座標平面でのグラフが作成される。
 
①,②は一度やってしまえば、二度とやる必要はない。
次回からは③④からやれば良い。
 

ちなみに、「個人的gnuplot用スクリプトその2」のスクリプトを使用した際、指定されたフォントがインストールされていないなどで、望まぬ違うフォントになってしまう場合がある。
 
003_
(Century Schoolbook L が入っていない場合。)

set label 1 at first position_fontx_x,position_fontx_y "x" font 'Century Schoolbook L:Italic,25'
set label 2 at first position_fonty_x,position_fonty_y "y" font 'Century Schoolbook L:Italic,25'
set label 3 at first position_fontO_x,position_fontO_y "O" font 'Century Schoolbook L,18'
set tics font "Century Schoolbook L,17"

の4行を削除(またはコメントアウト)するか、違うフォントを指定するか、フォントを探してインストールするかなどして対応してください。

 
 
 
 

〔関連ページ〕
 ・個人的gnuplot用スクリプトその2 
 ・gnuplot フォント関係 with Linux  

  

 
 
 
 
 

2018年5月26日 (土)

gnuplot5 インストールメモ

Apper でのインストールと、apt-get でのインストールの2通りで。
ちなみに、インストール環境は Debian GNU/Linux 9 KDE です。
 

【Apper でのインストール】

KDE系であれば、Apperが利用できる場合があります。
以下、Apperでのインストール方法です。

まずはApperの起動

アプリケーション > 設定 > Software Management (Apper) とたどります。

 
21_apper_01_r

21_apper_02_r_2


01_apper_03_3


 

gnuplot5のインストール  

「gnuplot」と検索かけ、「インストール」をチェック後、「適用」をクリックすれば、終了。必要なパッケージも一緒にインストールされ、完了です。

001_  

003

 
 

【apt-get でのインストール】

debianなので、当然ながらapt-getが利用できます。
コンソールから、

# apt-get update
# apt-get install gnuplot5

とすれば終了です。ものの5分くらいでインストールが完了します。
 
 
 
 
 
【外部サイト:Windows関連】
 ・gnuplotのインストーラを使用したインストール方法(windows:MinGW版) 
 ・ゴルディアスの涙目:Windows で gnuplot をインストールするには Cygwin がおすすめ 
 ・IT用語辞典:Cygwin 
 
※ Windowsにおけるgnuplotのインストールについて
Cygwinでのインストールの場合、POSIX標準のツール群を同時に活用できるものの、インストールは難しい。
インストールに自信が無い方はMinGW版を、自信がある方はCygwin版を利用すると良いかも。
 
ちなみに、Cygwinは、Windows上にUNIX(Linux)ライクな環境を提供するものなので、Linuxの方が本家筋。Linuxの場合、このページのようにインストール環境もごちゃごちゃしてなくて、スマートに行けて楽だったりします。
 
 
  
〔関連ページ〕
 ・gnuplot で比例・反比例・放物線のグラフの作成 
 ・gnuplot でヒストグラム・度数分布多角形づくり  
 ・KDE パッケージ管理ソフト Apper 
 ・WindowsとLinux:ソフトウェア・インストールの違い 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

2018年5月 4日 (金)

gnuplot フォント関係 with Linux

検証環境 > Debian GNU/Linux 9 KDE

【①-1 OSで利用できるフォントを調べる】

$ fc-list

401_  

 

【①-2 OSで利用できるフォントを調べる & フォント名から検索】

$ fc-list | grep 検索キーワード

402_  

 
 

【② gnuplot5 にてシステムに登録されたフォントを利用する】 

501_
 
403_  
  
「\」と「style=」は省略。gnuplot上では、

'フォント名 : style名 , フォントサイズ'

とすれば良さげ。
上記の例だと、

fc-list  ⇨ … Century Schoolbook L:style=Italic
             ↓
gnuplot  ⇨ … 'Century Schoolbook L:Italic,25'

な感じ。

同名フォントで、style違いが無ければ、style名は省略できるような気がします。

ちなみに、当方Debian以外では確認を取っていないので、他環境での状況はわかりません。

 
 
 
 

〔関連ページ〕
 ・Debian GNU/Linux 7(wheezy) にフォントを追加する 
 ・gnuplot グラフ-座標平面づくり 
 ・gnuplotで定義域(変域)のあるグラフの作成 
 ・gnuplotでグラフが正しく描画されてないように思える場合 

 
 
 

【外部サイト】
 ・gnuplot-ja-ref - 新潟工科大学  
 ・gnuplotのTips:拡張テキストモードによるフォントの設定 
 

 
 
 
 
 
 

gnuplotで定義域(変域)のあるグラフの作成

定義域(変域)のあるグラフは三項演算子というものを活用して作れます。

条件 ? A : B

条件を満たすならば、Aの値を、満たさなければBの値を返すというもの。
if文みたいなものと考えれば良さげ。
 
ということで、以下、例をば。
 
201  
 

plot (x > 2) ? 8/x : 1/0

(x > 2) の範囲ならば、8/x を、そうでなければ、1/0 を描画せよ、となります。
(※ 1/0 は定義されない値。あえて言うのであれば、1/0 = 1÷0 ≒ ∞ 。なので 2/0 とかでも行けたりする。)

ちなみに、上図のものは若干プロットが欠けています。
 
201_r
 
これは、サンプル数が足りないことから来ています。
(サンプル数については、「gnuplotでグラフが正しく描画されてないように思える場合」を参照のこと。)
 
ということで、サンプル数を増やしてやれば良かとです。
 
202_
 
 
 
入れ子状態にすれば、以下のようにもできます。
 
203
 

plot (x > 2) ? ((x < 8) ? 8/x : 1/0) : 1/0


式の可読性は悪いですけどね。
参考までに。
 
 

 
 

※おまけ

1/0 は定義されない値なので、

plot 1/0

などとすると、無地のグラフが得られたりします。

 
 

〔関連ページ〕
 ・gnuplot で比例・反比例・放物線のグラフの作成 
 ・gnuplot グラフ-座標平面づくり 
 ・gnuplotでグラフが正しく描画されてないように思える場合(サンプル数の話)  

 
 
<外部サイト>
 ・三項演算子を用いた条件分岐 
 ・if文の省略形 三項演算子って何? 
 ・三項演算子?:は悪である。 
 ・三項演算子は悪か? 

 
 
 
 
 
 
 
 

gnuplotでグラフが正しく描画されてないように思える場合

式によっては、デフォルトではグラフが正しく表示されない場合がある。

001_r_2

 
 

tangent なんてもっとひどい。

003

 

上記の場合、プロット(点打ち)のサンプル数が足りていないことから来ています。
デフォルトではサンプル数は100です。
 
006_
 

このサンプル数を大きくしてあげれば良いです。

set samples 1000 

などとサンプル数を変更し、再プロットすれば良いです。
004

005

 

サンプル数が足りなければもっと大きくすればよいです。 

 
 
 
 

〔関連ページ〕
 ・gnuplot で比例・反比例・放物線のグラフの作成 
 ・gnuplotで定義域(変域)のあるグラフの作成  


 

 
 
 
 

個人的gnuplot用スクリプトその2

024

〜 gnuplot5.0にて作成 〜
〔関数グラフ用〕
 【loadコマンド用スクリプト】10 x 10グラフ

# gnuplot5 load用
a1=10 #表示領域の変数設定:x軸の正の方向
a2=10 #表示領域の変数設定:y軸の正の方向
a3=-10 #表示領域の変数設定:x軸方向の負の方向
a4=-10 #表示領域の変数設定:y軸の負の方向
############ 各種設定値
## ラインの太さ関係
line_grid=0.5            # グリッド線の太さ
line_axis=1.8            # 軸の太さ
line_Outer_frame = 1.3        # 外枠の太さ
line_fx = 1.3            # 関数の線の太さ
## ラベルの位置
position_fontx_x = a1 + 0.4    # 文字xの位置
position_fontx_y = 0.15
position_fonty_x = -0.47    # 文字yの位置
position_fonty_y = a2 +1.2
position_fontO_x = -1.1    # 文字Oの位置
position_fontO_y = - 0.8
## 軸のメモリ値の位置
position_inty_x = 0.2        # y軸のメモリ値の位置
position_inty_y = 0.005
position_intx_x = 0.15        # x軸のメモリ値の位置
position_intx_y = 0.005
############### 設定値終わり
unset key       # 凡例の非表示
set zeroaxis    # 軸を中央に
set zeroaxis lt -1 lw line_axis # 座標軸設定 lt はカラー lw は線の太さ
set xtics axis  # 軸の値を中央に
set ytics axis
set x2tics axis
set y2tics axis
set format x2 ""    # 軸の値2を非表示
set format y2 ""
set x2tics 1        # グリッドを1メモリずつに
set y2tics 1
set size ratio -1   # 縦横の比率を1:1に
set xtics ('-12' -12 ,'-8' -8 ,'' 0, '-4' -4, '4' 4 ,'8' 8 , '12' 12)
set ytics ('-12' -12 ,'-8' -8 ,'' 0, '-4' -4, '4' 4 ,'8' 8 , '12' 12)
set grid x2tics lt -1 lw line_grid # グリッドの線の色・太さ
set grid y2tics lt -1 lw line_grid
set grid lc rgbcolor "black"
set grid noxtics x2tics noytics y2tics
set tics scale 0    # 軸メモリのカット
set style line 1 lc rgbcolor "black" lw line_fx
set xrange [a3:a1]
set yrange [a4:a2]
# ↓ size character 矢印の頭の部分の大きさと角度の指定。「頭の大きさは文字の1.2倍の大きさで、先端の角度は20度」など
set style arrow 2 size character 1.2,20 filled nohead lw line_axis

# 軸を矢印化するなら下の行を有効に(行の頭の#を外す & 上の行を無効化に)
#set style arrow 2 size character 1.5,20 filled lw 2   

set arrow 1 from a3,0 to a1,0 lw 5.0 arrowstyle 2
set arrow 2 from 0,a4 to 0,a2 lw 5.0 arrowstyle 2
set xtics offset position_intx_x , graph position_intx_y
###文字ラベル(X,Y,O)が不要ならば、以下の赤文字の3行は削除
set label 1 at first position_fontx_x,position_fontx_y "x" font 'Century Schoolbook L:Italic,25'
set label 2 at first position_fonty_x,position_fonty_y "y" font 'Century Schoolbook L:Italic,25'
set label 3 at first position_fontO_x,position_fontO_y "O" font 'Century Schoolbook L,18'

set tics font "Century Schoolbook L,17"
set ytics offset position_inty_x , graph position_inty_y
set border 15 lt -1 lw line_Outer_frame # 外枠の設定 > 15は左右上下の設定となる
set tmargin 3.5 #上方のマージン y 軸文字用
set bmargin 2    # 下マージン

上記をエディタにコピペして保存。(赤字のところは任意で変更可。)

001_r  002_r_2

保存場所はLinuxの場合はホームディレクトリ。
Windowsの場合は「gnuplot スクリプトの保存先(Windows:MinGW版)」を参考に。
 
あとは、gnuplotを起動して、このスクリプトをloadすれば良い。
 
今回は保存ファイル名を「gpls_10x10.txt」としたので、

load "./gpls_10x10.txt" (load "gpls_10x10.txt" でも可。「./」はカレントディレクトリを意味する。)

と入力し、あとは好きな関数をプロットすれば終了。

024_2  

※ このスクリプト使用時において「plot 関数 ls 1」とすることで、関数が黒色になる。
これは、LineStyle 1 (ls 1) にて黒色設定をしているため。
「ls 1」を抜くと、黒色で表示されないので注意。
 
025

026  
(スクリプトを「a2 = 15」「a4 = -5」に書き換えて使用。)

 
 
 
 

〔関連ページ〕 
gnuplot で比例・反比例・放物線のグラフの作成 
gnuplotで定義域(変域)のあるグラフの作成 
gnuplot でヒストグラム・度数分布多角形づくり  
gnuplot フォント関係 with Linux  

 
 
 
 
 
 

2017年12月26日 (火)

gnuplot で eps 取扱いメモ

gnuplot での eps ファイル関係のメモ。

gnuplot を全く使ったことがない人は『gnuplot で比例・反比例のグラフを作ろう gnuplotの起動〜直線(一次関数)を表示させてみる』を先に読んだ方が幸せになれるかも。
 
とりあえず、

$ gnuplot

と gnuplot 起動後、

set terminal postscript eps color enhanced

と入力。

001_r

これで、出力対象が「eps」に。
ただ、この状態でいきなり

plot x

などとすると、大変なことになる。(eps の生データを吐き出す?)

E_202
(「勘弁して〜」な感じになる。上記の形になったら、exit などとして、gnuplotを起動し直した方が良い。)

関数を表示させるコマンドを打つ前に、出力先のファイルを指定する。

set output "出力先としてのepsファイル名"

 

すると、基本的には「ホームディレクトリ」にその「epsファイル」ができている。サイズは0の空ファイルですが。

002_r3

この状態で、やっと「plot x」などができるようになる。

ところで、試しに

plot x

としてみると・・・

003_r

「wxt」や「qt」ターミナルのように、グラフは出てきません。
しかし、観察してみると、epsファイルのサイズが変わっています。

先程作ったepsファイルにデータが出力されたんですね。

 

ということで、epsファイルを確認してみましょう。

KDE向けの高機能ドキュメントビューワ「Okular」でepsファイルを確認してみます。

004_r

005

無事、できていますね。

ちなみに、他のコマンドを打つとどうなるかというと・・・
 
006

 

同じファイルにグラフが追加されていきます。

007

ここが、「wxt」や「qt」ターミナルと違うところですね。

もし、epsファイルの中身をクリアしたければ、もう一度

set output "出力先としてのepsファイル名"

を入力すれば、ファイルの中身は空になります。

010_r  

この状態で、また関数のコマンドを打てば良いです。

011  

(終)
 
 
 
※1 epsビューワについて
 gnome な方は「Evince」というパッケージがおすすめのようです。
 「Okular」同様、自動再読込みに対応しています。
 
 
※2 Debian9 KDE におけるepsファイルの関連付けに関して 
 2017現在、Debian9 KDE において、デフォルトでは epsファイルをOkularで開く設定になっていない。epsファイルのダブルクリックでOkularが起動するようにするためには設定を変更する必要がある。
 設定の変更については『KDE ファイル関連付け 〜 epsファイル を Okular で 〜』を参考に。
 
 
 
※3 できたはずのepsファイルがビューワで真っ白表示
 できたepsファイルをビューワで読み込むと、なぜかグラフが表示されず、真っ白なケースがある。epsで使えないフォントを扱うとこのケースに遭遇するような気がします。フォント関係を疑うと良いかも。
  
 
 
  

〔関連ページ〕
 ・gnuplot5 で気軽に svg ファイル保存
 ・KDE ファイル関連付け 〜 epsファイル を Okular で 〜  
 ・gnuplot でヒストグラム・度数分布多角形づくり

  
 

【外部サイト】(eps関係) 
 ・論文に使えるグラフを作る(その1)
 ・gnuplot での eps 出力の Tips (2016年版) 
 ・gnuplotコマンド集 グラフの保存 

  
 
 
 
 
 
 
 

2017年12月25日 (月)

gnuplot5 で気軽に svg ファイル保存

まずは、普通にplot。

001_2

以下の「フロッピーアイコン」をクリック。

001_b

 

以下の図のようになるので、赤丸のところをクリック。

002_r

「svg ファイル」があるので、それを選択。
(見ればわかると思いますが、png や pdf 出力も選択可。)

003_r_2

 

あとは適当な名前を付けて、保存すれば終了。

004_r_2

 
 
 

無事 svg ファイルで保存されます。

006

 
 
 
 

〔関連ページ〕
 ・gnuplot で eps 取扱いメモ 

 
 
 
 
 
 
 
 
 

2014年3月12日 (水)

個人的gnuplot用スクリプト

〜 gnuplot4.6にて作成 〜

〔ヒストグラム・度数分布多角形用〕

#11_ini.txt の中身
unset key
set style fill solid border lc rgb "black"
set grid xtics
set xtics 5 #縦の格子線を5メモリずつに
set grid ytics
set ytics 10 #y軸の主目盛の間隔を10メモリずつに
set grid mytics
set mytics 10 #y軸の主目盛の間隔を10等分して、副目盛を割り当てる
set grid lt -1 lw 2 , lt -1 lw 1 #主格子線と副格子線の線種と太さの設定
set style line 2 lc rgbcolor "black" lw 3 pt 7 ps 0.8 #折れ線用のスタイル
set style line 3 lc rgb "light-cyan" lw 2 #ヒストグラム用のスタイル

上の設定値をテキストファイルとして保存します。ファイル名は任意ですが、今回の例では「11_ini.txt」名で保存したものとして説明しています。loadコマンドで呼び出すとグラフをすぐに作成できます。(callでも可)
93_

 

〔関数グラフ用〕
 【loadコマンド用スクリプト】

#01_ini.txt の中身
a1=8 #表示領域の変数設定:x軸の正の方向(左例だと8まで)
a2=9 #表示領域の変数設定:y軸の正の方向(左例だと9まで)
a3=-7 #表示領域の変数設定:x軸方向の負の方向(左例だと-7まで)
a4=-6 #表示領域の変数設定:y軸の負の方向(左例だと-6まで)
unset key
set zeroaxis lt -1 lw 2
set xtics axis
set ytics axis
set x2tics axis
set y2tics axis
set format x2 ""
set format y2 ""
set x2tics 1
set y2tics 1
set size ratio -1
set xtics ('-15' -15 ,'-10' -10 ,'' 0, '-5' -5, '5' 5 ,'10' 10 , '15' 15)
set ytics ('-15' -15 ,'-10' -10 ,'' 0, '-5' -5, '5' 5 ,'10' 10 , '15' 15)
set grid x2tics lt -1 lw 0.9 #グリッド線の線種、太さの設定
set grid y2tics lt -1 lw 0.9 #グリッド線の線種、太さの設定
set grid lc rgbcolor "black"
set grid noxtics x2tics noytics y2tics
set tics scale 0
set style line 1 lc rgbcolor "black" lw 1.6 # グリッド線の線種
set xrange [a3:a1]
set yrange [a4:a2]
set style arrow 2 size character 1.5,20 filled #矢印のスタイル設定
set arrow 1 from a3,0 to a1,0 lw 1.8 arrowstyle 2 #矢印設定x軸
set arrow 2 from 0,a4 to 0,a2 lw 1.8 arrowstyle 2 #矢印設定y軸
set xtics offset 0 , graph 0.01 #x軸の目盛の数字の位置調整
set ytics offset 0 , graph 0.02 #y軸の目盛の数字の位置調整
set tics font "symbol,17" #数字のフォントの種類とサイズ

上の設定値を「01_ini.txt」として保存して、loadコマンドで呼び出すとグラフをすぐに作成できます。
91_



 

 【callコマンド用スクリプト (loadコマンドではエラーが出ます)】

#02_ini.txt の中身(gnuplot 4 用)
a1=$0 #表示領域の変数設定:x軸の正の方向
a2=$1 #表示領域の変数設定:y軸の正の方向
a3=-1*$2 #表示領域の変数設定:x軸方向の負の方向
a4=-1*$3 #表示領域の変数設定:y軸の負の方向
unset key
set zeroaxis lt -1 lw 2
set xtics axis
set ytics axis
set x2tics axis
set y2tics axis
set format x2 ""
set format y2 ""
set x2tics 1
set y2tics 1
set size ratio -1
set xtics ('-15' -15 ,'-10' -10 ,'' 0, '-5' -5, '5' 5 ,'10' 10 , '15' 15)
set ytics ('-15' -15 ,'-10' -10 ,'' 0, '-5' -5, '5' 5 ,'10' 10 , '15' 15)
set grid x2tics lt -1 lw 0.9 #グリッド線の線種、太さの設定
set grid y2tics lt -1 lw 0.9 #グリッド線の線種、太さの設定
set grid lc rgbcolor "black"
set grid noxtics x2tics noytics y2tics
set tics scale 0
set style line 1 lc rgbcolor "black" lw 1.6 # グリッド線の線種
set xrange [a3:a1]
set yrange [a4:a2]
set style arrow 2 size character 1.5,20 filled #矢印のスタイル設定
set arrow 1 from a3,0 to a1,0 lw 1.8 arrowstyle 2 #矢印設定x軸
set arrow 2 from 0,a4 to 0,a2 lw 1.8 arrowstyle 2 #矢印設定y軸
set xtics offset 0 , graph 0.01 #x軸の目盛の数字の位置調整
set ytics offset 0 , graph 0.02 #y軸の目盛の数字の位置調整
set tics font "symbol,17" #数字のフォントの種類とサイズ

【2017.11 追記】gnuplot 5 では上記のものではエラーが出ます。
gnuplot5 では以下のものを使用のこと。

a1=@ARG1 #表示領域の変数設定:x軸の正の方向
a2=@ARG2 #表示領域の変数設定:y軸の正の方向
a3=-1*@ARG3 #表示領域の変数設定:x軸方向の負の方向
a4=-1*@ARG4 #表示領域の変数設定:y軸の負の方向
unset key
set zeroaxis lt -1 lw 2
set xtics axis
set ytics axis
set x2tics axis
set y2tics axis
set format x2 ""
set format y2 ""
set x2tics 1
set y2tics 1
set size ratio -1
set xtics ('-15' -15 ,'-10' -10 ,'' 0, '-5' -5, '5' 5 ,'10' 10 , '15' 15)
set ytics ('-15' -15 ,'-10' -10 ,'' 0, '-5' -5, '5' 5 ,'10' 10 , '15' 15)
set grid x2tics lt -1 lw 0.9 #グリッド線の線種、太さの設定
set grid y2tics lt -1 lw 0.9 #グリッド線の線種、太さの設定
set grid lc rgbcolor "black"
set grid noxtics x2tics noytics y2tics
set tics scale 0
set style line 1 lc rgbcolor "black" lw 1.6 # グリッド線の線種
set xrange [a3:a1]
set yrange [a4:a2]
set style arrow 2 size character 1.5,20 filled #矢印のスタイル設定
set arrow 1 from a3,0 to a1,0 lw 1.8 arrowstyle 2 #矢印設定x軸
set arrow 2 from 0,a4 to 0,a2 lw 1.8 arrowstyle 2 #矢印設定y軸
set xtics offset 0 , graph 0.01 #x軸の目盛の数字の位置調整
set ytics offset 0 , graph 0.02 #y軸の目盛の数字の位置調整
set tics font "symbol,17" #数字のフォントの種類とサイズ

 

上の設定値を「02_ini.txt」として保存して、callコマンドを使用のこと。

92_
「call "./02_ini.txt" 7 12 7 6」の後ろの赤の4つの数字はx軸正方向、y軸正方向、x軸負の方向、y軸負の方向の表示範囲の設定値です。表示範囲は任意で変更可能です。
94_
load用スクリプトと違って、call用は表示範囲の変更のために、わざわざスクリプトを書き換える必要はありません。

gnuplotはスクリプトが扱えるようになると非常に便利です。


gnuplotのスクリプトについては以下のサイトが詳しいです。
興味のある方は読まれることをお薦めします。
 
 
〔外部サイト〕
gnuplotスクリプトファイルに関するTips
米澤進吾:gnuplotのスクリプト  
gnuplot version 5.0においてcall関数の引数の受け渡しで起きるエラーの回避法。
 (gnuplot 5 の @ARG のことが書いてありました。)
 

関連記事
 ・gnuplot グラフ-座標平面づくり
 ・gnuplot でヒストグラム・度数分布多角形づくり
 ・gnuplot で eps 取扱いメモ 
 ・個人的gnuplot用スクリプトその2(ファイル保存〜使用方法まで) 
 
 

 
 

ブログ記事目次   

 
 
 
 
 
 
 

2014年3月 8日 (土)

gnuplot でヒストグラム・度数分布多角形づくり

 度数分布多角形(度数折れ線)が綺麗に作れるフリーソフトを探していたら、gnuplotでも度数分布多角形がかけることを知って、衝撃を受けた今日このごろです。しかもヒストグラムと重ねてできたりしてGood。
01_r

エクセルやcalcなどの表計算ソフトでも作れないことはないんですが、やはり見た目がね・・・。

ということで、今回はgnuplotで度数分布多角形 & ヒストグラムづくりネタ。関数の時と同様、折れ線自体の作成は難しくは無いんですが、格子線を表示させるための下地づくりがやはり面倒だったので、そのメモ。ちなみに作った下地は自分仕様なので、細かな注文は受け付けられません。(あんまり詳しくないので、質問されてもたぶん、十中八九答えられない・・・と思います。)

ちなみに「インストールの仕方」や基本的な「起動の仕方」については
gnuplot インストールメモ」や「gnuplot で比例・反比例のグラフを作ろう gnuplotの起動〜直線(一次関数)を表示させてみる」を参考にしてみてください。


それでは基本的な使い方はわかっているという仮定の元、下地づくりの前に、ヒストグラムの作り方の基本から。

 
次のものは自身で用意する必要があります。
 ○ヒストグラム・度数分布多角形の元の資料(データ)
  元データをスペース、または、タブで数値を区切ってテキストファイルで保存します。
 上記の例だと次のようなデータを使用しています。

142.5    0
147.5    7
152.5    16
157.5    17
162.5    8
167.5    9
172.5    3
177.5    2
182.5    0

1列目は階級値、2列目は階級の度数で設定しています。

データをエクセルなどの表計算ソフトで作成した場合は、メモ帳(などのエディタ)にコピペして保存すれば良いです。

ファイル名は何でも良いですが、保存場所はLinux系であれば、homeディレクトリに、Windowsではパスが通っているディレクトリ(フォルダ)です。

さて、今回はこのデータを『test.txt』名で保存したとして話を続けます。


〔度数分布多角形や、ヒストグラムを表示させてみる〕
gnuplotを起動させて次のようなコマンドを打つと度数分布多角形がかけます。

plot "./test.txt" using 1:2 with linespoints

11_

・・・。いろいろツッコミどころ満載ですが、とりあえずコマンドの説明をば。

plot "./test.txt"』の部分はカレントディレクトリ(./ はカレントディレクトリを指定している) にある test.txt ファイルのデータをプロット(点を打つ)するという意味です。
(カレントディレクトリとはなんじゃらほい、という人はページ下に載せた外部サイトが詳しいです。)


using 1:2』の部分は、test.txt ファイルの1列目を横軸(x軸)の数値として扱い、2列目を縦軸(y軸)の数値として扱うということです。

with linespoints』は、「折れ線+点」で表すという意味です。

これを『with lines』とすると、「折れ線のみ」に。
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これを『with boxes』とすると、ヒストグラムになります。
13_

度数分布多角形とヒストグラムを重ねるには、カンマで区切って次のように入力すると可能です。

plot "./test.txt" using 1:2 with linespoints , "./test.txt" using 1:2 with boxes

14__

さて、これだけでは見た目上アレなので、細かなところをいろいろと変更します。
好みは人それぞれなので、数値は便宜ご自身で変更してください。

〔目次〕
 (1)gnuplot でヒストグラム・度数分布多角形づくり
 (2)ヒストグラム:箱の色を変える・スタイルの設定
 (3)度数分布多角形:点の形を変える/線の色、太さを変える
 (4)ヒストグラム・度数分布多角形の下地づくり

 (他)gnuplotで、比例・反比例・放物線のグラフの作成
 (他)gnuplot で eps 取扱いメモ 
 
 
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【外部サイト】
 ディレクトリとパス
  http://www.cc.kyoto-su.ac.jp/~hirai/text/path.html
 ファイル・ディレクトリの指定方法
  http://cns-guide.sfc.keio.ac.jp/2002/2/3/3.html
 コンピュータの基本操作/コンピュータにおける情報構造/ファイル・ディレクトリの指定方法
  http://cns-guide.sfc.keio.ac.jp/2001/2/3/4.html#SECTION03342000000000000000









 
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