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2014年11月 9日 (日)

Debian GNU/Linux 7(wheezy) にフォントを追加する

wheezyにはIPAフォントVLゴシックなどの綺麗なフォントが標準でインストールされているんですが、いわゆる「かわいい系のフォント」や「毛筆っぽいフォント」は収録されていません。

ということで、今回はwheezy へのフォントの追加方法について。

自分の知っている方法は以下の3つです。

(1)apt-get(またはApper等)からインストール
(2)/usr/share/fonts/ 以下のディレクトリにfontファイルを直接コピー
(3)ホームディレクトリに「/.fonts」フォルダを作成し、fontファイルを突っ込む

それぞれ一長一短があります。

 

〔1:Apper によるインストール〕
Debianの公式リポジトリに登録されているフォントについては、apt-get や Apperからのインストールが可能です。
例:Apperによる検索にて(Apperの使い方については『KDE パッケージ管理ソフト Apper』を参照のこと)
001
「fonts-」と検索をかけると山ほど出てきます。
 
で、ここからフォントを選択すれば、手軽にインストール出来るんですが、日本語のフォントとなると・・・
002_3
数が少ないですね・・・。

とりあえず「Takaoフォント」はここからインストールできます。

しかし2014年現在、かわいい系のフォントは公式のリポジトリには収録されていないので、残念ながらaptやApper等からはインストールできません。
 
外部から持ってくる必要があります。

外部からフォントを探してきてインストールする場合は、(2)か(3)の手法になります。

 
 

〔2:/usr/share/fonts/ にフォントをコピー〕
「.ttf」や「.ttc」、「.otf」などのフォントファイルを「/usr/share/fonts/」以下にコピーします。
ただ、「/usr」以下はシステムに関するディレクトリなので、「Dolphin」からのコピーは原則できません。

コンソールからのコピーになります。

# cp /フォントを突っ込んだディレクトリ名(フォルダ名)/フォントファイル名  /usr/share/fonts/

や、

# cp -R /フォントを突っ込んだディレクトリ名(フォルダ名) /usr/share/fonts/

とすればコピーできます。

ちなみに、「/etc/fonts/fonts.conf」にはシステムが参照するフォントフォルダが記述されていて、「/usr/share/fonts/」以外へのディレクトリへのコピーでもOKだったりします。

003_r

ただこの手法、コンソールが扱えない人にとっては厳しいかもしれません。

 

ということで、一番簡単に手早く出来る方法として、(3)に行きましょう。

 
 

〔3:ホームディレクトリに「/.fonts」フォルダを作成し、fontファイルに突っ込む〕

「/etc/fonts/fonts.conf」内の記述に、「~/.fonts」とありますが・・・
003_r2_2
~/」はホームディレクトリの意味です。「~/.fonts」があればシステムはそこも参照するんですね。

ホームディレクトリ以下のファイルやフォルダについては一般ユーザ権限で扱えるので、コンソール操作でなくてもOK。Dolphinでも扱えます。
ということで、以下Dolphinで作業をしてみます。

手順としては以下になります。

1:ホームディレクトリ(ホームフォルダ)に「.fonts」フォルダを作成
2:フォントを「.fonts」に突っ込む(終)

まず、Dolphinを起動し、ホームディレクトリ以下に下図のようにフォルダを作成します。

011_r

フォルダ名は当然「.fonts」です。

012_r2

013_r

「(.)で始まっているため、標準設定では表示されません」とでます。
Linux(やUnix系)において、ファイル名やフォルダ名の頭に「.」が付くファイルを「ドットファイル」と言います。
このファイルは隠しファイル、隠しフォルダ扱いになります

とりあえず無視して、「フォルダを作成」をクリックします。

014

隠しフォルダ扱いなので、当然表示されません。
表示するには以下のようにします。

015_r2
(「Alt + .」キーでも可)

016_r  

「.fonts」フォルダができていますね。
このフォルダにフォントをコピーすれば終了です。

018_r

 

例) はんなり明朝体のフォントをダウンロードして、ここにコピー
018

以上で終了です。
 
ちなみに、一般公開されているフォントはZIPなどのアーカイブファイルで配布されていることが多いです。アーカイブファイルの解凍(展開)については、『Linux(KDE系):アーカイブファイルの解凍(展開)』を参考にどうぞ。

以後、追加したフォントが利用できるようになります。

019

多くの方はこの手法で十分だと思います。
 

ちなみに特殊な事例として「1つのPC(OS)で複数のアカウント」を作成して利用している場合は、この手法ですと、すべてのアカウントで同じ作業をしなければいけません。

〔2:/usr/share/fonts/ にフォントをコピー〕の手法であれば、1回の作業で済みます。
参考までに。
 
 
502_  

 

〔関連ページ〕 
 ・Linux(KDE系):アーカイブファイルの解凍(展開) 
 ・wheezyで LinCity 日本語化
 ・KDE パッケージ管理ソフト Apper 
 ・WindowsユーザのためのLinuxの基本:システムファイルの編集(コンソール操作の話)
 
 

【外部サイト】
 ・wikipedia:Fontconfig
   http://ja.wikipedia.org/wiki/Fontconfig
 
 ・Archi Linux:Fonts
   https://wiki.archlinux.org/index.php/Fonts(日本語)
 ・Archi Linux:Font Configuration
   https://wiki.archlinux.org/index.php/Font_Configuration(日本語)
  
 ・フォントを作成する
   http://ltside.com/font.html
 
 ・fontforge
   http://fontforge.github.io/ja/
   (文字化けする場合は『ブラウザの文字化けを直す & メニューバー復活』を参考のこと)
 
 ・GNU/Linuxでfontconfigにより日本語フォントを優先させる方法
   http://cpplover.blogspot.jp/2012/03/gnulinuxfontconfig.html

 ・和文フォント大図鑑
   http://www.akibatec.net/wabunfont/study/category/category.html 

 
 
 
 
  
 
 
 

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